2013年 01月 15日
ぼくの芝居放浪記 文楽大阪を去る⑥ |
平成22年度の文楽協会への大阪府と大阪市からの補助金は、大阪府
が2070万円、大阪市が5200万円の計7270万円でした。これを個人か
らの寄付でまかなうことは可能なのか。
ぼくは、日本ユニセフ協会と国境のない医師団日本という二つの団体に、
毎月少額の寄付をしていますが、毎月1000円くらいの寄付であれば、あ
まり負担にならない金額だと思います。
そこで、毎月1000円、年間で12000円を寄付する文楽マンスリーサポ
ーターを募ってみてはどうでしょうか。
7270万円を12000円で割ると6058.33ですから、毎月1000円ずつ寄
付してくれる人を6100人集めれば、寄付金の総額は7320万円となり、
大阪府と大阪市から受けている補助金を超えることになります。
それでは、そのような寄付をしてくれる人を6100人も集められるのか。
仮定をおいて、試算してみたいと思います。
東京公演の1日あたりの入場者数は1050人くらいと書きましたが、昼夜
二回公演を通しで観劇する人もいます。仮に半数が通しで観劇するとし
た場合、一日の正味の来場者数は750人(500人+250人)ということに
なります。一回の公演日数は17日として、同じ月に何日も観劇する人も
いるかもしれませんが、それを無視すると一回の公演で12750人(750
人×17日)の人が来場していることになります。
仮に、このうちの3分の1の人がマンスリーサポーターになってくれるとす
れば、4250人のマンスリーサポーターが集まります。
大阪公演での試算は省略しますが、東京の半分のマンスリーサポーター
を集めれば、目標とする6100人を超えることになります。
これは、あくまでも机上で試算したものなので、実際にこのようにマンスリ
ーサポーターが集まるかは不確かではありますが、決して無理な数字で
はないような気がします。
結局のところ、文楽が大阪の地を離れたとしても、文楽を古典芸能として
保護・維持していくためには何の支障もないように思われます。
大阪市や大阪府との補助金をめぐる不毛な議論。
そろそろ終わりにしてもらいたいものです。
(おわり)
が2070万円、大阪市が5200万円の計7270万円でした。これを個人か
らの寄付でまかなうことは可能なのか。
ぼくは、日本ユニセフ協会と国境のない医師団日本という二つの団体に、
毎月少額の寄付をしていますが、毎月1000円くらいの寄付であれば、あ
まり負担にならない金額だと思います。
そこで、毎月1000円、年間で12000円を寄付する文楽マンスリーサポ
ーターを募ってみてはどうでしょうか。
7270万円を12000円で割ると6058.33ですから、毎月1000円ずつ寄
付してくれる人を6100人集めれば、寄付金の総額は7320万円となり、
大阪府と大阪市から受けている補助金を超えることになります。
それでは、そのような寄付をしてくれる人を6100人も集められるのか。
仮定をおいて、試算してみたいと思います。
東京公演の1日あたりの入場者数は1050人くらいと書きましたが、昼夜
二回公演を通しで観劇する人もいます。仮に半数が通しで観劇するとし
た場合、一日の正味の来場者数は750人(500人+250人)ということに
なります。一回の公演日数は17日として、同じ月に何日も観劇する人も
いるかもしれませんが、それを無視すると一回の公演で12750人(750
人×17日)の人が来場していることになります。
仮に、このうちの3分の1の人がマンスリーサポーターになってくれるとす
れば、4250人のマンスリーサポーターが集まります。
大阪公演での試算は省略しますが、東京の半分のマンスリーサポーター
を集めれば、目標とする6100人を超えることになります。
これは、あくまでも机上で試算したものなので、実際にこのようにマンスリ
ーサポーターが集まるかは不確かではありますが、決して無理な数字で
はないような気がします。
結局のところ、文楽が大阪の地を離れたとしても、文楽を古典芸能として
保護・維持していくためには何の支障もないように思われます。
大阪市や大阪府との補助金をめぐる不毛な議論。
そろそろ終わりにしてもらいたいものです。
(おわり)
by hiro_ngth_92
| 2013-01-15 20:21
| 歌舞伎と文楽