秋から冬へ |
少し前に秋らしくなったと思っていたら、ここ2、3日はすっかり冬とい
ってもいいような気候になりました。
あわててストーブの灯油を買いに行ったり、電気ストーブを出したりと、
冬支度に追われています。
ぼくは、数年前から手帳に、毎日の最高・最低気温とその日の平年の
最高・最低気温を書きとめています(たまに、忘れてしまうのですが)。
そうすると、「昨日は平年と同じくらいの気温だったんだな」とか、「最近
はいつもの年より暖かいんだな」といったことがわかるのですが、面白
いことに気がつくことがあります。
先週の11月7日から11月9日までの三日間は、いずれも最高気温が
15.4度。
「最高気温がまったく同じ日が3日も続くなんて、珍しいこともあるのだな」
と、少し不思議な気持ちがしました。
また、平年の最高・最低気温をみてみると、最近は確実に毎日0.2度か
0.3度ずつ下がっています。
手帳の記録を見返してわかったのですが、冬から春へ、また春から夏へ
と季節が変わっていく頃も、平年の最高・最低気温が前日と比べて0.2
度か0.3度上がっている日がけっこうありました。
平年気温が毎日0.2度も変化するというのは、かなり大きな変化だと思
います。かりに毎日最高気温が0.2度下がると、1か月で6度。月の初め
に20度だった最高気温が月末には14度になってしまうことになります。
これまでは、なんとなく「季節というのはすこしずつ変化するのではなく、
突然春になったり、夏になったり、冬になったりするな」とは思っていた
のですが、それはあくまでも感覚的なもので、何の根拠もありませんでし
た。しかし、あらためて毎日の平年気温の変動をみることによって、その
ような漠然とした感覚もそれほどまちがいではなかったのだな、と少し納
得しました。