2012年 07月 18日
またまた伸びるIFRS導入の結論① |
今日(2012年7月18日)の日本経済新聞に、米国の証券取引委員会
(SEC)が、米国企業への国際会計基準(IFRS)の適用についての判断
を先送りしたとの記事がありました。
記事のなかでは、この米国の判断先送りに伴い、日本でもIFRS導入の
是非をめぐる議論が、さらに長期化する可能性が指摘されています。
IFRSが導入された場合に直接影響を受けると考えられる、株式を証券
取引所に上場している企業の経理担当者は、どんな風にこの記事を読
んだのでしょうか。
「決定が先送りされて、ほっとした」という人もいるでしょうが、「もう準備を
始めているのだから、導入するのかどうなのか。そして強制適用になる
のか任意適用になるのか。どちらでもいいから早く決めてほしい」と考え
ている人も多いと思います。
当初の予定では2012年、つまり今年をめどに、上場企業にIFRSを強制
適用するかどうかを判断することとされていたのですが、いろいろと紆余
曲折があって、のびのびになっています。
もともと2012年をめどに判断するというのも、米国がIFRSを導入するか
どうかを見極めてから日本は判断しよう、ということでした。つまるところ、
米国が導入すれば日本も導入し、米国が導入を見送れば日本も見送る
ことにする、ということだったのでしょうが、この記事を読んで、「IFRS導入
をめぐる議論における日本の自主性のなさというのは、何なんだろう」と
改めて考えさせられました。
(②へ続く)
(SEC)が、米国企業への国際会計基準(IFRS)の適用についての判断
を先送りしたとの記事がありました。
記事のなかでは、この米国の判断先送りに伴い、日本でもIFRS導入の
是非をめぐる議論が、さらに長期化する可能性が指摘されています。
IFRSが導入された場合に直接影響を受けると考えられる、株式を証券
取引所に上場している企業の経理担当者は、どんな風にこの記事を読
んだのでしょうか。
「決定が先送りされて、ほっとした」という人もいるでしょうが、「もう準備を
始めているのだから、導入するのかどうなのか。そして強制適用になる
のか任意適用になるのか。どちらでもいいから早く決めてほしい」と考え
ている人も多いと思います。
当初の予定では2012年、つまり今年をめどに、上場企業にIFRSを強制
適用するかどうかを判断することとされていたのですが、いろいろと紆余
曲折があって、のびのびになっています。
もともと2012年をめどに判断するというのも、米国がIFRSを導入するか
どうかを見極めてから日本は判断しよう、ということでした。つまるところ、
米国が導入すれば日本も導入し、米国が導入を見送れば日本も見送る
ことにする、ということだったのでしょうが、この記事を読んで、「IFRS導入
をめぐる議論における日本の自主性のなさというのは、何なんだろう」と
改めて考えさせられました。
(②へ続く)
by hiro_ngth_92
| 2012-07-18 20:50
| 会計