2011年 11月 06日
ぼくの芝居放浪記 文楽編その1 何とかならないのかな① |
歌舞伎を初めて観た年の翌年(平成7年)は松竹百年記念ということで
有名な狂言が毎月、続けて上演されたのですが、2月は「仮名手本忠臣蔵
(かなでほんちゅうしんぐら)」の通し上演でした。
歌舞伎を観はじめたばかりですから、イヤホンガイドで説明を聞きながら
芝居の内容を理解するのが精一杯で、役者さんの芸が良いとか悪いとか
はよくわかりませんでした。
そして、あまりお芝居とは関係ないことが気になってしまいました。
それは床で出語りで浄瑠璃を語っている太夫さんのことです。
お芝居が盛り上がってくると、だんだん太夫さんの語り方も激しくなり、
顔が赤くなっていくのがわかります。失礼なのですが、見ていて少し笑って
しまいそうなぐらい熱く語るんですね。
こんな少し変わったきっかけで、義太夫狂言というものに興味を持つように
なりました。
その後、歌舞伎で上演されている演目には「仮名手本忠臣蔵」以外にも
義太夫狂言がたくさんあり、義太夫狂言なしでは歌舞伎公演が成り立た
ないことを知りました。
義太夫狂言のルーツは、今では「文楽」と呼ばれている人形浄瑠璃です。
東京では文楽は国立劇場で主に公演が行われているということなので、
一回観に行ってみようかなと思ったのが歌舞伎を観るようになってから
1年半が経った平成8年5月でした。
(②へ続く)
有名な狂言が毎月、続けて上演されたのですが、2月は「仮名手本忠臣蔵
(かなでほんちゅうしんぐら)」の通し上演でした。
歌舞伎を観はじめたばかりですから、イヤホンガイドで説明を聞きながら
芝居の内容を理解するのが精一杯で、役者さんの芸が良いとか悪いとか
はよくわかりませんでした。
そして、あまりお芝居とは関係ないことが気になってしまいました。
それは床で出語りで浄瑠璃を語っている太夫さんのことです。
お芝居が盛り上がってくると、だんだん太夫さんの語り方も激しくなり、
顔が赤くなっていくのがわかります。失礼なのですが、見ていて少し笑って
しまいそうなぐらい熱く語るんですね。
こんな少し変わったきっかけで、義太夫狂言というものに興味を持つように
なりました。
その後、歌舞伎で上演されている演目には「仮名手本忠臣蔵」以外にも
義太夫狂言がたくさんあり、義太夫狂言なしでは歌舞伎公演が成り立た
ないことを知りました。
義太夫狂言のルーツは、今では「文楽」と呼ばれている人形浄瑠璃です。
東京では文楽は国立劇場で主に公演が行われているということなので、
一回観に行ってみようかなと思ったのが歌舞伎を観るようになってから
1年半が経った平成8年5月でした。
(②へ続く)
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by hiro_ngth_92
| 2011-11-06 23:04
| 歌舞伎と文楽